お知らせ
鶏形埴輪の名前募集「鶏ハニワの私に名前をください」
2025年06月29日 伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館
現在、赤堀歴史民俗資料館で展示中の赤堀茶臼山古墳出土の鶏形埴輪は、全体像がうかがえる鶏形埴輪の中では東日本最古のものです。止まり木をつかむ力強い両脚と雄鶏だけにある蹴爪(けづめ)が立体的に造られ、首や背中、翼の羽毛まで丁寧に表現されています。特に大きな話題となったのは、赤堀茶臼山古墳から3キロメートル離れた埴輪工房の釜ノ口遺跡(堀下町)から出土した翼部片と接合したことによって、釜ノ口遺跡は赤堀茶臼山古墳の埴輪工房であったことが明らかとなったことです。この鶏形埴輪は、令和6年度の文化庁主催「発掘された日本列島2024」で展示され、全国を巡回していました。全国の多くの人の熱い視線を、たくさんいただきありがとうございました。
赤堀歴史民俗資料館では、この鶏形埴輪をもっと多くの人に愛していただきたいと思い、キャラクター化したイラストを作成しました。この鶏形埴輪のキャラクターには、まだ名前がありません。
そこで、皆さんからこの鶏形埴輪キャラクターの名前を募集します。
【鶏ハニワの自己紹介です】
・男前の雄鶏です。
・早寝早起きが得意です。
・蝶ネクタイがお気に入りです。
・なくしたままだった翼の一部が最近見つかりました。うれしくて体にぬいつけてます。
・東京国立博物館で暮らすカノジョ(雌鶏)とは遠距離恋愛中です。最後に会ったのは100年前です。
【赤堀茶臼山古墳出土の鶏形埴輪の特徴】
1.全体像がわかる鶏形埴輪として東日本最古
復元した赤堀茶臼山古墳出土鶏形埴輪は、東日本で全体像が明らかとなった中では最も古い鶏形埴輪
2.ヤマト王権の埴輪と酷似した鶏形埴輪は工人の派遣を想起
畿内のヤマト王権で製作された鶏形埴輪と酷似した造りである点は、昭和4年に帝室博物館(現東京国立博物館)により発掘調査された赤堀茶臼山古墳の家形埴輪を初めとした形象埴輪群と合わせ、畿内からの埴輪工人の派遣が想起され、毛野とヤマト王権との直接的な関係を明示する国内一級資料
3.赤堀茶臼山古墳と埴輪工房出土の鶏形埴輪が接合
赤堀茶臼山古墳から3キロメートル離れた埴輪工房の釜ノ口遺跡より出土した鶏形埴輪翼片は、赤堀茶臼山古墳出土鶏形埴輪との接合が判明し、埴輪の製作地と供給先が具体的に明らかとなった国内でも稀有な資料
4.明らかになった鶏形埴輪の雌雄
当館展示中の赤堀茶臼山古墳出土鶏形埴輪は雄鶏で、昭和4年に出土した東京国立博物館所蔵鶏形埴輪は雌鶏であることがわかり、少なくとも雌雄一対の鶏埴輪が存在していることが明らかとなった
【名前の条件】
キャラクターデザインにあったものであること
わかりやすく親しみやすいものであること
公序良俗に反しないものであること
【募集期間】
令和7年7月1日(火曜日)から8月31日(日曜日)まで
【応募方法】
鶏形埴輪の名前募集「鶏ハニワの私に名前をください」の応募はこちらから(外部サイトに移動します)
【応募資格】
国内に住所がある人であれば誰でも応募できます。
18歳未満の人は、保護者の同意を得たうえで応募してください。
【選考】
応募のあった中から審査を行い決定します。
【結果発表】
受賞者本人に結果を通知するとともに、市ホームページで決定したキャラクターの名前を公表します。
結果の発表は令和7年10月下旬を予定しています。
【景品】
採用された名前を応募した人に1万円分の図書カードNEXT(ネクスト)と鶏形埴輪キャラクターアクリルキーホルダーを贈呈します。(一般にも販売します)
採用された名前を応募した人が複数名いる場合は抽選とし、3人までに景品を贈呈します。
【応募規約】
応募者自身の創作による未発表のもので、第三者の著作権、商標権などの知的財産権を侵害しないものとします。
名前に関する一切の権限は伊勢崎市に属するものとします。応募者は採用された名前に関して著作権人格を行使しないものとします。
名前は広報活動で広く使用するものとします。
応募は一人一点までとします。
応募にかかる費用は応募者の負担とします。
募集に係る個人情報は、本公募に関連する業務に限って使用するものとします。
この募集要項に違反したものは、審査の対象となりません。後日違反が判明した場合には、採用を取り消すとともに、すでに景品を渡している場合は、本市に返還していただきます。
受賞者を除き、応募者への通知は行いません。また、審査や選定に関する問い合わせには応じかねます。
作品の応募をもって、この募集要項の記載事項に同意したものとみなします。
※詳細と応募はこちらからお願いします。
https://www.city.isesaki.lg.jp/soshiki/kyoikubu/hogo/akaborirekishi/21925.html
最新のお知らせ
- 夏・秋の企画展示「こどものためのコウズケサンピ」‐1300年の時を超え、今、「かないざわひ」がおもしろい!‐【多胡碑記念館】2025年07月01日
- 小学生向け世界遺産講座「セカイトキッズアカデミー」【群馬県立世界遺産センター(セカイト)】2025年06月30日
- 第27回企画展「沼高×沼女 創立から統合まで」【沼田市歴史資料館】2025年06月29日
- 鶏形埴輪の名前募集「鶏ハニワの私に名前をください」【伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館】2025年06月29日
- この夏も開催 夏休み小学生向けイベント【伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館】2025年06月27日
- 川瀬巴水 旅と郷愁の風景/高崎市タワー美術館【高崎市タワー美術館】2025年06月20日
- トロイメライ【原美術館ARC】2025年06月13日
- 新刊発行記念原画展「ただ一つのものを持って」【富弘美術館】2025年06月03日
- トピックス展示「世界遺産ってなあに」【群馬県立世界遺産センター(セカイト)】2025年06月02日
- 開館30周年記念「動物たちの浮世絵展 絵師も動物も人気モノ勢揃い」【富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館】2025年06月01日
- ジオパーク巡回展「地球時間の旅」【長野原町やんば天明泥流ミュージアム】2025年05月24日
- 令和7年度企画展「終戦前夜の伊勢崎空襲」【伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館】2025年05月14日
- 令和7年度 文書館の逸品第1弾「田村梶子による手習本」【群馬県立文書館】2025年05月12日
- 春の展示「金井沢碑の思い出-文、絵、写真でたどる記憶-」【多胡碑記念館】2025年04月18日
- 「近代ぐんまの女性たち-歴史と現在をつなぐ軌跡-」【6月29日(日)まで延長】【群馬県立文書館】2025年02月25日
- この、原美術館ARCという時間芸術【原美術館ARC】2025年02月10日
- 伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館公式インスタグラムを開設しました【伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館】2024年06月26日